息子が最近、テレビや本で新しい言葉に出会うと「○○ってどういう意味?」と聞いてくるようになったので、このチャンスを逃さないように辞書を買いました。そうしたら思いの外一人で読むようになってきたので、おとうさんおかあさん、お部屋に辞書を置いた方が良さそうです。
辞書を買ったきっかけ
以前読んだ『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』にこう書いてありました。
お母さんが海苔巻きを選んでいたところ、4歳くらいの男の子が、「ねえ、お母さん、海苔ってどこでとれるの?」と質問したのです。そこから、こんな会話がなされました。
頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある
(中略)
息子「……。(ふと何かに気づいた様子で)海苔って海藻なの!?」
お母さん「う、うん、そう……かな??」
(中略)
おそらく、このお母さんは海苔が海藻だと知ってはいたのでしょうが、いざ聞かれると自信を持って答えられなかったのでしょう。子どもの問いかけをうやむやに終わらせてしまいましたが、「正しい答え」を言う必要はないのです。
これを見て目から鱗が落ちると同時に気が楽になりました。子供に言葉の意味を聞かれたも正解を言わなくていい、一緒に調べればいいのだと気づいたのです。しかし、我が家には子供が読めるような辞書が無かったので急いで購入しました。
購入した辞書
購入したのは頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』で紹介されていた以下の3冊です。
こども ことば絵じてん 増補新装版 小型版
ドラえもん はじめての国語辞典 第2版
ことばの力がつく 辞書引き学習: ドラえもんの学習シリーズ
『ことばの力がつく 辞書引き学習: ドラえもんの学習シリーズ』は辞書ではありませんが、国語辞典を同時並行で使うと効果があるとのことだったので、併せて購入してみました。マンガで辞書に付箋を貼ったりするなどの『辞書引き学習』の方法が載っているので、ドラえもんが好きな子なら買っておいて良いと思います。
これらの辞書を購入する際、もし新しい版が出ていたらそちら購入した方が良いと思います。
こども ことば絵じてん 増補新装版 小型版
これは幼児向けで、絵本風な構成で絵がメインになっています。現在4歳の息子が一番読んでいるのがコレなので、『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』にも書いてありましたが、辞書の入門にちょうど良さそうです。
ドラえもん はじめての国語辞典 第2版
『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』に、子供用と大人用の辞書の同時置きがオススメされていたので、『ことば絵じてん』よりも難し目なこちらも購入しました。大人用ではないのですが、小学校低学年くらいまで使えるような、文字ベースの所謂国語辞典です。辞書にちょこっとだけドラえもんのキャラクターのイラストが入っているような感じで、大人用辞書との橋渡しになってくれそうです。こちらも、ドラえもんのおかげか、息子がたまに一人で読んでいるので買って良かったです。『ことば絵じてん』だけでは語彙数が少ないので、子供が気になった言葉が載っていない可能性もあります。ですので、ひとつ上のクラスの辞書を併せて購入した方が良いと思います。我が家でも実際にそういったケースがあったので。
ことばの力がつく 辞書引き学習: ドラえもんの学習シリーズ
4歳の息子にとって、まだ内容的には早そうだと思いましたが、ドラえもんのマンガなので、読み物として興味を持ってくれると思い、購入しました。こちらもたまに一人でパラパラとめくっています。
辞書の使い方
使い方といっても「わからない言葉があった時に調べる」ということではなくて、子供とどうやって使っているのか、私の使い方の話です。
子供が「○○ってどういう意味」と言ったらすかさず、これらの辞書を開くようにしています。辞書に興味を持ってもらえるチャンスなので。
まずは絵本風の『ことば絵じてん』で調べて、もし知りたい言葉が載っていなかったら、『ドラえもん はじめての国語辞典』を使う、という感じです。ちなみに、一度だけ大人用の英和辞典を使ったこともあります。使い方といってもそれだけなのですが、子供の興味・好奇心をキャッチアップすることが大事です。その欲求が高いうちに親が一緒になって辞書を調べることで、興味をもって読んでくれます。そして、「この本を見ればわからないことがわかるようになるから面白い」という風になってくれたらいいなと思います。
置き場というか置き方も意識しています。他の絵本や図鑑は本棚に片付けているのですが、辞書だけは常にテーブルの上に出しっぱなしにしています。いつも目に付くし、いつでも読むことができるようにです。
息子は自分ひとりで隙間時間に黙々と読んでいるので、これらの効果があったのではないでしょうか。良いスタートを切れたのではないかと思っています。
あって困ることは無いので早めの購入を
子供がいつ「○○ってどういう意味?」と聞いてくるかも分からないですし、早い時期から辞書を置いておき、見慣れさせておくことで、先々の勉強にスムーズに入っていけることに繋がるので、辞書を買うのに早すぎるということは無いです。絵本に比べると多少値は張りますが、これは投資だと思うので是非買って一緒に言葉を探してみてください。