先日の土曜日に、息子を連れて上野の国立科学博物館へ『特別展「化石ハンター展 ~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」』を見に行ってきました。
なぜ博物館なのか
息子が恐竜も好きだからです。電車が好きな息子ですが、恐竜も好きなんです。
毎週土曜はスタジオでヨガをしているのですが、その日は休みで久しぶりに予定が無かったので「じゃあ出掛けよう」となり、息子は恐竜も好きなので「じゃあ化石を見よう」と、そんな感じで決めました。
国立科学博物館
国立科学博物館は上野公園内にあり、上野動物園や国立西洋美術館の近くにあります。
上野駅の公園口から歩いて5分くらいです。入口は少し公園側に入った所から右に曲がった場所にあります。駅を出るとすぐ右側の建物に「博物館入口」という文字が見えますが、そこは「予約団体専用」入口なので間違えないように。
入口には機関車がありました。
入場方法に少し戸惑う
国立科学博物館に入場の際は、もちろんチケットを購入する必要があるのですが、「それとは別に」入場予約が必要になります。入館日時を指定して予約をしなければなりません。
科学博物館の入口で入場予約完了時に送られてくるメールを提示しないと入館できないので、忘れずに必ず入場予約をしましょう。入館人数には日ごとに上限が決められているようなので、予定を決めたら早めの予約をオススメします。
チケットは当日に窓口で購入することもできますが、混雑することも考えられるので、事前に購入しておくのがベターだと思います。セブンチケットやローチケ、チケットぴあ等で購入可能です。私はスマチケで購入しました。スマチケはスマホにチケットをダウンロードでき、入館時に画面を見せれば入館できるので選びました。セブンチケット等はコンビニ発券が必要で、そのためだけにコンビニに行くのも時間がもったいないなと。我が家の場合、出掛ける前にバタバタしそうな予感がしたのでやめました。実際にバタバタしましたし。
予約完了メールを見せて入場したら、入館手続きに向かいます。入場してすぐにチケットの発売所がありましたが、土曜の10:30頃で数人程度が並んでいました。タイミングによってはもっと並んでいるのかもしれません。事前にスマホにチケットをダウンロードしていたのでチケット購入者の列を横目に入館手続きに向かいます。スマチケオススメ。
入館時にスタッフの方にスマチケのチケット画面を見せます。二本指を特定の位置に置きフリックするという、初めての操作に少し戸惑いましたが、この操作をすることでチケットが使用されたことになって入館できるようです。「QRコードにしたらいいのに」と思いましたが、QRコードだとリーダーが必要なので、この方式の方が良いのかもしれません。
特別展は子供には物足りない?
まずは今回の特別展「ハンター展」に向かいます。ハンター展のチケットで入館すれば常設展も見ることができるのですが、先にハンター展を見る必要があります。
最初に大きなイワシクジラの骨格標本が目に入ります。心が踊りました。何十年ぶりの博物館、化石を見るのも久しぶりだったので、これから見られるであろう化石への期待が高まります。
が、息子はスタスタと先に進んでしまいます。このハンター展は、ロイ・チャップマン・アンドリュースと彼に影響を受けた古生物学者たちの成果や、哺乳類の進化に関する説を公開するもので、「文字」が多い。ハンター展はテーマ毎に章分けされていて、各章の説明だったり、ひとつひとつの展示物の説明だったり、それらを補足する説明だったり、とにかく文字、読み物が多かったので、子供にはある意味物足りなかったのかもしれません。文字よりも化石、いわゆるメジャーな大きな恐竜の化石といったキャッチーな展示は控えめでしたので。おかげで私もゆっくりと読むことができませんでした。でも、斜め読みはできましたし、化石も見ることができたのでOKとします。
ハンター展の最後にはショップがあるのですが、本物の化石や水晶、琥珀なども売られていて楽しかったです。
ただ、息子が一番興味を示していたのがモルカーのぬいぐるみでした。博物館にもモルカーいるんですね。
ランチタイムのレストランは待つ覚悟を
ハンター展を見終えてランチを食べに博物館内にあるレストラン「ムーセイオン」に向かいました。12時前でしたが、既に行列ができていました。このレストラン、番号の書かれた整理券を発券して、番号が呼ばれたら席に案内されるというシステムなのですが、整理券の発券にも行列ができていました。
この発券機は、順番受付やネット予約の「EPARK」というサービスなので、事前予約ができるのかもしれません。私は行列に並んでいる間、スマホに入れてあったEPARKのアプリで順番受付や予約ができるかとアプリを起動しましたが、当日だったためかアプリでの受付はしていませんでした。
発券機の画面には、おおよその待ち時間が書かれていました。私の場合は「30分」と表示されていましたが、実際には40分程待ったと思います。とはいえ、その間常設展を見ていたので、待ちくたびれるといったことはありませんでした。
レストランの様子については、別の記事にまとめました。
常設展へ
ランチを終えて常設展に向かいました。科学博物館は「地球館」と「日本館」に分かれています。メジャーどころの恐竜の化石を見たかったので、地球館に行きました。
地球館は地上3階、地下3階と大変広く、じっくり見ていたら地球館だけで1日掛かるかもしれません。それくらい充実した館内でした。
ひと通り見ましたが、息子はやはり恐竜、なかでもティラノサウルスやトリケラトプスの化石が気に入っていたようです。タッチパネルの端末が館内にたくさんあるのですが、それで遊んでしまうのは想定外でした…。
息子は2階も気に入っていました。恐竜どころか生き物は皆無のフロアなのですが、ザルをラジオにかぶせて音の聞こえ方の変化を感じたり、アンテナを操作してライトの変化を見たりと、実際に自分で操作して反応を得られるインタラクティブな展示が多かったのが楽しかったようです。
ただ、一番息子の反応が大きかったのが3階でした。たくさんの動物の剥製があって圧巻でした。照明も薄暗くなんとも言えない雰囲気があって、私も堪能できました。
特別展は照明も明るくて文字も多く、当初想像していた通りの博物館だったのに対し、常設展の雰囲気と物量は、私の博物館像を超えました。
「コンパス」と呼ばれる大人も入れるキッズスペースの様な雰囲気のエリアがあるのですが、そこにもティラノサウルスの化石が展示されていました。その割には人も少なく、ゆっくり見られました。
屋上へ
屋上にも行ってみました。スカイデッキからは上野駅発着の電車を見ることができ、電車が好きな息子は喜んでいました。
ちなみに、スカイツリーもなかなかの大きさでよく見えます。
まとめ
私個人としては久しぶりの、息子にとっては初めての博物館は、大変充実していました。残念ながら日本館を見ることができませんでしたが、そちらはまた次回、行きたいと思います。
次の特別展で、また恐竜関連の展示があった際は、国立科学博物館に行きたいです。